虹の彼方に

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空間オーディオは普通のステレオと何が違う?対応曲のヒゲダンの新曲「アポトーシス」を聴いてみた

 ゲームをする時はヘッドホンの仮想7.1chでプレイしている。fpsで足音から敵の方角がわかるのは非常に便利だ。しかし普通に曲を聴くには耳を覆うので蒸れるし、そこそこデカくて持ち運びに幅をとる。何しろ有線ケーブルだ。なので、少し前に普段使いとしてAirPods Proを購入した。AirPods同様のワイヤレス 接続は以前健在で、アクティブノイズキャンセリングや外部音取り込み機能は驚愕だった。耳栓の代わりに使えると思いきや、外の音を取り込めたりと驚きを隠せなかった。もう一つ驚いたのが空間オーディオだ。ステレオとは全く違う、音の空間へダイブできる機能だ。これがモノラル、ステレオの次に来る三つ目の表現ではないか?と思うほどだ。今回は空間オーディオに日本の曲が対応したので聴いてみた。

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 まず空間オーディオを体験するためにはApple Music のサブスクリプションに登録しなければならない。対応している機種や機材には制限があり、Dolby Atmosに対応している物に限る。

 曲に至っては、空間オーディオ対応の物でなければ普通のステレオだ。

 因みにAndroid向けの「Apple Music」アプリが配信されているのでAndroidユーザーでも問題はない。詳しい情報はここでは書かないので気になるのなら自分で調べて欲しい。

 2021/08/13現在、邦楽で対応の曲はAdoの「うっせぇわ」とヒゲダンディズムの「アポトーシス」だけだ。

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洋楽であれば種類はそこそこ豊富だ。とはいえまだまだ曲の数は少なく、検索する方法も多少難がある。

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 今回は改めてヒゲダンディズムの「アポトーシス」を聞いてみた。通常のステレオ音源だと、右と左でのぺーっと横一直線に曲が鳴っているように感じる。

しかし空間オーディオでは、ぽんぽこふんわり音がいろんな方向から広がるよう聞こえてくる。奥行きがあって、まさに音が鳴る空間の真ん中に放り込まれたような感じだ。昔の曲もリマスターか何かで再調整されて空間オーディオ化してあるので、まだ対応していないがPretenderを聴けたら凄いに違いない。というか対応してくれ頼む。

 ネット回線が超高速になり、ストリーミングの音源もロスレスになってきた。その上で多方向からの音の情報を扱うことができる空間オーディオは、アーティストの表現をより繊細かつ臨場感溢れる物として伝えてくれるに違いない。

 尚、この記事を書いているときにBeats Studio Budsが発売された。あのApple御用達のBeatsだ。まんま機能が同じで重低音寄りに調節されている。AirPods Proをメルカリで売り飛ばして買い直すか悩むくらいには気になっている。因みにAirPods Proも値下げされたらしい。なんともまあタイミングが悪いときに買ってしまったなぁとちょっと悲しくなるのであった。