虹の彼方に

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現役バイク便ライダーが考えた理想の日本一周の積載

 物を運ぶという仕事において一番大事なことは、無事に届けるという事だ。指定された時間までに指定された場所へ、確実に届ける事。確実に届けるためには、違反や事故は許されない。

 今回は、積載とは無縁のフルカウルバイクにクソデカイ箱を積んで、バイク便ライダーとして過ごした1年を振り返りながら、日本一周をする為に考えて用意した積載についての話である。

フルカウルのバイクへの憧れ

 バイクで日本一周する為に普通二輪の免許を取った。そして、スポーティな見た目のフルカウルバイクを購入した。カワサキのニンジャに憧れがあったのだが、cbrのくりくりっとした丸さが妙に気に入って購入していた。

 何故流行りの積載が沢山できるアドベンチャータイプではなく、cbrかというと、単純に予算の都合が大きい。大型はローンを組んで買っても良いけれど、初めに乗るバイクは乗り方を覚える事に専念する為、無難なバイクと決めていたからだ。転んでも高く付かず、そんでもって扱いやすい軽さ、こうしてパーツが豊富なホンダのバイクを選ぶ事にした。そしてcbr250rrが出た後ということもあり、cbr250rを選ぶ事となった。

弱点を補うために考えた方法

 さて、フルカウルのバイクの弱点の一つに積載性の無さがある。これを解決するためにバイク便で多用されているFRPの荷箱(ガラス繊維が練り込まれた強化プラスチックの箱)を採用することにした。半年ぐらいヤフオクで調べていた所、丁度良いサイズで他社で使用されていたものが出品されていた。多少割れや汚れがあるが、新品の3割程度で購入できたので良しとしたい。この上に、ツイッターで仲良くしていただいている車載主の方に頂いたゴルドウィンの茶色のバックを載せた。そして、サイドにも積載ができるようにした。高さや横幅などは全く問題ない。後はタンクバックを購入しようと考えている。f:id:entity_not:20201001124150j:image

こうして私のcbr250rは、他の追随を許さない無類の積載性を秘めたバイクになった。

 そして1年間のバイク便だ。この箱よりもう少し大きな箱いっぱいに、馬鹿みたいにクソ重い荷物を積んで運んだ。顧客の大事な書類や荷物を持って、事故や違反をしないように人一倍神経質になりながら、雨の日も強風の日も都内をグルグル延々に回る。これほどに追い込める環境は他には無いだろう。先日試しに広島へ自走して行ってみたが、思ったほど疲れていなかった。今度は青森へ行ってみようと思う。

 さて、肝心の日本一周は来年2021年9月頃出発予定だ。期間は一ヶ月で本州一周後に後日北海道と沖縄に行く。ぶっちゃけ分割だ。本来今年のオリンピックの期間に東京が荒れそうなので、脱出する予定で考えていた日本一周だが、オリンピックの開催自体が危うくなってきている。こっちも出発を一年延期したんだ。コロナコロナと散々東京に隔離され、正直うんざりしている。オリンピックが無かろうがあろうが行ってやらぁ。


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