虹の彼方に

IT,バイク,食レポ,ネットワーク,プログラミング,アニメ,ガンダムが構成要素

自走を辞めたエンジニアはバイクに乗ることを選んだ

 皆さんは新卒で社会に出た頃を覚えているだろうか?私はよく覚えている。当時「果たして私は自走するエンジニアになれるのか?」という記事を書いたこともあり、忘れることができない。
 奇しくも、あの頃の無垢な純粋な気持ちは見事に打ち砕け、腐り落ちた心には憎しみが沸き立つばかりだ。あれから二年と二ヶ月後、結果的に客先常駐のエンジニアを辞めた。あの、この世の地獄を凝縮したような経験は、もう二度と経験したくない。

今の仕事

 次の仕事は、というか今の仕事は、知人とWeb系の仕事をしつつ、都内でバイク便をしている。首都圏内を走り回って、ココ半年間、バイクで23000キロも走っていた。というのも、社畜エンジニアの際も運動と気分転換も兼ねてウーバーイーツの配達員として副業をしていた。最近はウーバーイーツは人が多くてたまにしかやっていないが、当時はまだまだ始まったばかりで未知の領域だった。仕事後や土日を使い、半年で200件程配達に回った。店から受け取った品物を届けるだけの単純作業とはいえ、都内の様々な箇所を走り回り、配達先から受取人に渡す。複雑な上下関係がなく気軽に仕事ができる環境なため、そういった柵に囚われている自分にとっては天国のような環境だったのだ。

 あるとき、配達中にバイクに乗った人に話しかけられた。バイクの人は「あんちゃん、ウーバーイーツの配達って儲かるの?」と聞いてきた。私は「程々です。僕の場合は自転車ですから、気分転換と運動も兼ねてです。興味がある感じですか?」と答えた。バイクの人は「俺はバイク便で結構稼げてるから、気が向いたらやってみるわ。」とバイクの後ろにつけた黄色い大きなカゴを指差して応え、信号が変わりそれじゃあと手を上げ、重低音ながらも軽快なエンジン音と共に前を走っていった。

 この事がきっかけでバイクもカッコよくて良いなと思い、二輪の免許を取り、彼とは違う会社であれどバイク便を始める事に繋がっている。こうして知人とやってるweb系の仕事との二足草鞋が始まった。最近荷物が重くて積載のキャリアがぶっ壊れた。個人事業主は大変だが結構楽しい。

 まだ社会に出ていない人は、その時その時にできることをしっかりとやって、私のような間抜けにならないようにしてほしい。転職を考えている人や絶賛転職中の方には、自分にとっての天職が見つかるように願っています。

今後は

 取り敢えず直近に毎年恒例の確定申告がある。積み上がった無数のレシートと格闘しつつも、趣味で始めた車載動画も作る予定だ。半年で何本か投稿できたので、ブログより投稿頻度高いんじゃないかと思う。


amazarashi 『未来になれなかったあの夜に』Music Video